2014年9月8日星期一

秋の月見 . . .

秋の月見は理由があった 今日は十五夜、時間や方角は?

小林未来
2014981346



お月見の季節がやってきました。今年の「十五夜」は9月8日。普段は意識することが少ない月の美しさを、ゆっくり鑑賞してみませんか。

 日本科学未来館東京都江東区)の科学コミュニケーターで天文に詳しい本田隆行さんは、「科学的にみても秋は月見にぴったりな季節です」と話す。
 理由は主に二つ。夏よりも気温が下がって空気中の水蒸気が少なくなり、澄んできれいに見えること。そして、季節ごとに変化する満月の位置が、観察しやすい高さになること。暑さが和らぎ、鑑賞しやすい気候なのもうれしい。
 国立天文台の天文情報センターによると、今年の9月8日の月は、東京では午後5時15分に真東より少し南寄りに出る。地平線を0度、天頂を90度とすると、午後8時に南東に30度の高さにくる。午後11時8分に真南で48・7度と最も高くなり、翌9日午前5時9分に月の入りとなる。「ちょうど見やすい時間帯に、目線を少し上げる程度でまっすぐ見える位置にくる。首も疲れません」と本田さん。
 札幌では月の出は午後5時14分、南中は午後11時2分、月の入りは翌午前4時58分。那覇ではそれぞれ午後5時59分、午後11時59分、翌6時3分となる。
 そもそも月見は旧暦8月15日の晩に月をめでるならわしだ。旧暦では7~9月が秋とされ、8月は秋の真ん中。「中秋の名月」という呼び方はここから来ている。歴史は古く、文献上は平安時代に宮中で「観月の宴」をしたという記録がある。

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